慶應義塾大学名誉教授田中茂範氏がポリグロッツ顧問に就任し英語学習を革新

新しい時代の英語学習を支える田中茂範氏の顧問就任

慶應義塾大学名誉教授である田中茂範氏が、株式会社ポリグロッツの顧問に就任したことが発表されました。ポリグロッツは、自社開発の英語学習アプリ「レシピー」と「レシピー for School」の改善及び普及を目指し、田中氏の専門的知見を活かすことを期待しています。

顧問就任の背景

ポリグロッツは「言語の壁を超え世界で活躍する日本人を増やす」というミッションを掲げています。同社は、「レシピー」を通じて英語学習の習慣化や能力の向上を支援しています。しかし、英語学習の方法論は様々で、その中で田中氏が提唱している「My English」へのシフトには注目が集まっています。彼は、従来のネイティブ英語至上主義から、一人一人に合った英語を学ぶ重要性を強調しており、その視点がポリグロッツのビジョンと合致しました。

この契約により、田中氏はポリグロッツの英語学習サービスのさらなる向上に向けたアドバイスを行います。ポリグロッツは「My English」を育て、学習者の個別の好みに応じて「好き」を「学び」に変えることを目指します。

田中茂範氏のプロフィール

田中氏は岡山県出身で、コロンビア大学の大学院で博士号を取得しました。その専攻は応用言語学で、特に認知意味論や言語習得に詳しいです。長年にわたり国際協力機構（JICA）で英語研修を担当し、実践的な英語教育の重要性を訴えてきました。最新の著書には『コアで攻略する英単語の教科書』（Gakken, 2024年）などがあります。また、PEN言語教育サービスを運営し、さまざまな言語教育の施策を進めています。

田中茂範氏のコメント

田中氏は、ポリグロッツの活動を知ったきっかけとして、講演を挙げています。生成AIを活用した新しい学びの形を追求している企業であり、英語学習には個別に適応した方法が重要であると考えています。彼はポリグロッツが提唱する「英語学習のレシピ」に深く共鳴しており、自身の経験や知識がこのプロジェクトに貢献できることを楽しみにしています。

ポリグロッツ代表取締役のコメント

ポリグロッツのCEO、山口隼也氏は、AI技術の進化によって学習者に合わせた評価やフィードバックが可能となる中、田中氏の持つメソッドとの融合で新たな英語学習を提案できることに期待感を示しています。これからの英語教育は、単なる知識の獲得ではなく、実践的な能力を効果的に身につけられる環境の整備が求められます。