IDOM CaaS Technologyが1.5億円の資金調達を完了
株式会社IDOM CaaS Technology(通称ICT)は、2023年12月6日にレオス・キャピタルワークス株式会社が運用する公募投資信託を引受先とした、1.5億円の資金調達を発表しました。この資金調達を通じて、ICTは累計で30億円を超える資金を調達したことになります。
資金調達の背景と意義
2024年12月に新規で調達された資金の追加出資として行われた今回の調達は、ICTの成長可能性を評価された結果です。設立から5期目となる今期には売上50億円を突破する見込みで、同社は主力事業である与信育成事業の基盤を強化するために独自のIoTデバイスやシステムの開発を進めています。
資金調達の詳細は以下の通りです。
- - 調達金額:1.5億円
- - 調達方法:第三者割当増資
- - 主な株主:ひふみスタートアップ投資事業有限責任組合といった既存の出資者が含まれます。
この追加資金は、マイカーライフを提供するためのサービス拡大やパートナーシップ強化に活用される予定です。
社長のコメント
ICTの代表取締役社長、山畑直樹氏は、今回の追加出資について「成長戦略をさらに加速させ、新たな顧客層へアプローチしていくことができる」とコメントしています。また、売上の増加とともに通期黒字化の実現も視野に入れた取り組みを進めていることを強調しました。
レオス・キャピタルワークスの見解
レオス・キャピタルワークスの代表取締役社長、藤野英人氏は、ICTへの追加投資を行うことができたことに対し、競争力と収益性に加えて実績も評価したと述べています。特に、ICTが提供する独自の与信システムやデータ活用の手法が競合との優位性を生んでいると評価しています。
中古車における新たな流通モデル
ICTが展開する「ノレル」は、中古車流通に新たな形をもたらしています。特に、データを基にした与信審査によって、多くの消費者が欲しい車に手が届くようになったことが、社会的な意義を持つと注目されています。
自動車ローンを利用できない消費者が増える中で、ICTのサービスは重要な役割を果たしています。特に、与信審査において新たなアプローチを採用しているICTは、非常に期待される企業です。
まとめ
IDOM CaaS Technologyは、中古車の流通に新しい風を吹き込む企業となりつつあります。その成長戦略は、今後さらに拡大していく可能性を秘めています。ICTの取り組みは、単なるビジネスモデルにとどまらず、より多くの人々の自動車ライフを応援するものとなるでしょう。