株式会社ヤマノホールディングスがニューヨークジョーエクスチェンジを完全子会社化
株式会社ヤマノホールディングス(以下、ヤマノHD)は、古着の売買業を手がける株式会社ニューヨークジョーエクスチェンジ(以下、ニューヨークジョー)の全株式取得を完了し、子会社化の発表を行いました。2025年6月2日付での株式取得により、ヤマノHDはニューヨークジョーの100%の株式を保有することとなります。この新たな組織体制により、リユース市場でのさらなる成長と新しい顧客体験の創出が期待されています。
ニューヨークジョーエクスチェンジの概要
事業内容と店舗展開
ニューヨークジョーは、東京都世田谷区を拠点とし、下北沢、吉祥寺、渋谷の3店舗を展開するファッションリユース企業です。設立から14年の間に、同社は安定した黒字経営を維持し、独自のビジネスモデルと優れたオペレーションにより、業界内での高い評価を得ています。
特に、ユニークな店舗デザインは高い評価を受けており、元銭湯を改装した下北沢店では、訪れる客に特別な体験を提供しています。また、ニューヨークジョーは、SNSを駆使したマーケティング戦略により、20代から40代の若年層を中心に個性的なファッションを求める顧客層に広がっています。
NEWなリユース体験の提供
ニューヨークジョーのビジネスモデルは、単なる古着屋に留まらず、買取(BUY)、販売(SELL)に加えて、店頭での商品交換(TRADE)も可能な新しいリユース体験を提供しています。このシステムにより、 customers are playing a dual role as both buyers and sellers, thus creating continuous engagement with the brand.
ニューヨークジョーは、独自の会員プログラムを通じて顧客ロイヤルティを高め、競合との差別化を図る努力も行っています。
SNSを活用したブランドの構築
また、ニューヨークジョーはSNSを通じたブランド構築にも注力しており、特にInstagramではフォロワー数が7万人を超えており、その影響力が顧客の来店促進に大いに貢献しています。
今後の展望
ヤマノHDの子会社化により、ニューヨークジョーはさらに多くのリソースを得ることができ、新たなビジネスチャンスの創出が期待されます。ヤマノHD側では、今後の経営戦略においてニューヨークジョーとのシナジーを活かした新たな価値の提供に取り組む意向を示しています。
2026年3月期の連結業績への影響は現在分析中であり、さらなる進展があれば適時お知らせするとのことです。
株式会社ヤマノホールディングスの基本情報
ヤマノHDは、日本国内において約280店舗を展開しており、教育、リユース、フォト事業など多岐にわたるサービスを提供しています。「豊かさと彩りあるライフスタイルを創造し続ける」ことを企業ミッションとし、お客様一人一人のニーズに寄り添った価値ある提供を心掛けています。株式番号は7571(東京証券取引所スタンダード)です。
このような子会社化によって、両社の相乗効果が生まれ、リユース市場での競争力強化が期待されています。今後のヤマノHDとニューヨークジョーの成長に注目です。