「Arduino Nano Connector Carrier」のご紹介
Arduino社はその最新製品「Arduino Nano Connector Carrier」を発表しました。この新たな拡張ボードは、Arduino Nanoシリーズをさらに強化するもので、その多彩な機能が注目を集めています。販売は株式会社スイッチサイエンスが担当し、準備が整い次第、販売開始となる見込みです。
特徴と仕様
「Arduino Nano Connector Carrier」は、さまざまなセンサーやデバイスの接続が可能で、特にQwiicやGroveモジュールとの互換性が高いことが特徴です。このボードを利用することで、プラグアンドプレイでの利便性が格段に向上します。
以下は主要な仕様です:
- Groveアナログ/デジタルコネクタ(2個)
- Grove I2Cコネクタ(1個)
- Grove UARTコネクタ(1個)
- Qwiic I2Cコネクタ(1個)
- MicroSDカードリーダー(1個)
- Nanoピンヘッダコネクタ(UART、SPI、I2C、アナログ/デジタルにアクセス可能)
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電圧スイッチ:3.3 VDC / 5 VDC切替可能
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寸法:28 mm x 43 mm
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動作温度:-40℃~+85℃
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取り付け穴:2 x 3.2 mm径
このように、Arduino Nano Connector Carrierは、小型でありながらも多機能で、様々な用途に応じたデータロギングやEdge AIの実現が可能です。
対応Nanoボード
この拡張ボードは、特定のNanoボードに対応しています。以下のボードは3.3V設定時に利用可能です:
- - Nano ESP32
- - Nano 33 IoT
- - Nano 33 BLE
- - Nano 33 BLE Rev2
- - Nano 33 BLE Sense
- - Nano 33 BLE Sense Rev2
- - Nano RP2040 Connect
- - Nano Matter
- - Nano R4
また、5V設定時には以下のアイテムが利用できます:
- - Arduino Nano
- - Nano Every
販売情報
Arduino Nano Connector Carrierの型番はARDUINO-ASX00061で、価格は消費税込みで2,640円となっています。スイッチサイエンスのウェブショップ(
https://www.switch-science.com/)にて、詳細情報と共に販売が開始されます。興味のある方はぜひ、ウェブサイトをチェックしてみてください。
スイッチサイエンスの役割
スイッチサイエンスは、2008年からArduinoの正規代理店として活動し、Arduino製品の普及を目指しています。日本独自の文化やニーズを反映したサービスの提供に注力してきた結果、多くのユーザーに支持されています。特に、Arduino IDEの日本語化やスターターキットのガイドブックの翻訳など、日本市場に特化した取り組みが際立っています。さらに、「Arduino UNO」については、常識的な使用によって壊れた場合には無料で修理または交換するサービスを行い、ユーザーに安心感を提供しています。これらの取り組みが、Arduinoとその周辺機器のさらなる普及につながっているのです。
まとめ
「Arduino Nano Connector Carrier」は、Arduinoの新しい技術を活用し、IoT開発や様々なプロジェクトを支えるための強力なツールです。スイッチサイエンスとの連携により、日本市場でもスムーズにその恩恵を受けられることが期待されます。今後の展開に目が離せません。