近年、競走馬の誕生や育成の場として重要な役割を果たしている「ワールドファーム」。しかし、2025年の5月4日、火災によって全焼してしまいました。この牧場は、これまで数々の有名競走馬を育ててきた伝説的な場所だっただけに、多くの競馬ファンの心に深い傷を残しました。
この厳しい状況を受けて、株式会社ファーストイノベーションはクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。その名も「ワールドファーム再建プロジェクト」です。このプロジェクトは、青森県階上町にある競走馬牧場、ワールドファームの再建を目的としています。2025年5月29日に始まったこの取り組みは、開始してわずか5日で支援金額が550万円を超えるという大きな反響を呼びました。
支援金は、全焼した2棟の厩舎および事務所の再建に充てられます。また、火災の影響で傷ついた地域の気持ちを少しでも癒すため、安全・安心に馬たちが暮らせる環境も整備されます。さらに、将来的に競走馬を安心して育成するための基盤を築くことも目指します。
ワールドファームは、「エンプレス杯(GII)」で優勝したローレルアンジュや、「JPNI」を制したキョウエイギアなど、多くの名馬を輩出したことでも知られています。2025年には、特に注目される競走馬ハヤテノフクノスケが出走予定です。これにより、支援者たちは自分の支援がどのように育成に役立つのかを感じられるでしょう。
本プロジェクトでは、支援者へのリターンも注目ポイント。馬のたてがみを活用したオリジナルグッズや、サポーター名の掲示、牧場の日常を収めたフォトブックなど、ファンとのつながりを大切にした特典が用意されています。さらに、2026年デビュー予定の競走馬に名付ける権利を持つリターンもあり、限定1組の貴重なチャンスです。
クラウドファンディングは2025年7月31日まで続きます。今回のプロジェクトは「All-in方式」を採用しており、目標金額に達しなくても集まった支援金は全額再建に充てられます。これにより、全ての支援者がリターンを確実に受け取れる仕組みとなっています。
ファーストイノベーションは、地域の課題に寄り添い、未来へ向かって希望をつなぐことを目指しています。これからも彼らの取り組みから目が離せません。地域の誇りを取り戻すため、私たちもこのプロジェクトを応援しましょう。支援の手はあなたの手の中にあります。是非、力を貸してください。