鹿児島銀行がマネーツリーと連携し事業者向けサービスを強化
鹿児島銀行が2025年4月21日より提供を開始する事業者向けポータルサイト「かぎんビジネスポータル」に、マネーツリーの金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」が採用されることが発表されました。この連携により、法人や個人事業主は他行を含む口座と連携することで、より包括的な資金管理が可能となります。
今回の連携は、鹿児島銀行がデジタルサービスの充実に向けた一環として位置付けられています。銀行は法人や個人事業主向けのインターネットバンキング「かぎんFB-Webサービス」の契約者を対象に、ポータル上での管理機能を提供します。この「かぎんビジネスポータル」では、預金残高や取引明細を一目で確認できるダッシュボード機能や、電子交付・電子申請機能が利用可能です。
マネーツリーの役割
マネーツリーは、金融データの有効利用を進める企業であり、顧客とのコミュニケーション強化を目指しています。「Moneytree LINK」は、国内の約2500の銀行口座やクレジットカード、証券口座などからデータを集約するAPIを提供しており、ユーザーは多様な金融サービスを利用できます。
鹿児島銀行では、「Moneytree LINK」を統合して他行の口座とも連携を進めることで、利用者が資金管理を効率化できるようにシステムを強化しています。この機能を利用することで、顧客はビジネスの透明性を向上させ、より効率的な資金計画を立てることが可能になります。
デジタル化の進展
鹿児島銀行が推進する業務のデジタル化は、オンライン支援を強化する一環としても位置付けられます。電子交付の導入や各種手続きのデジタル化により、顧客にとって利便性は大幅に向上するでしょう。法人向けプラットフォームの拡充は、業務効率を高めるだけでなく、銀行の顧客獲得にもつながると考えられます。
今回の提携は、マネーツリーにとっても重要な一歩であり、金融業界全体におけるデジタルサービスの浸透を後押しすることが期待されています。また、広範なデータ利用を支援することで、よりパーソナライズされたサービス提供と透明性の向上にも寄与していく方針です。
まとめ
鹿児島銀行とマネーツリーの連携により、事業者向けポータル「かぎんビジネスポータル」は、資金管理の新たな可能性を提供します。この取り組みは、銀行業界全体におけるデジタル化への大きな流れの一部であり、今後の進展が期待されます。法人や個人事業主にとって、使いやすく、便利な金融サービスが一層充実することになるでしょう。