伝説の格闘王・前田日明が語る格闘技人生
元プロレスラーであり、現在は格闘技界のプロモーターとしても活躍する前田日明さん。最近、ABEMAのバラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に登場し、彼自身の人生の教訓と新たな挑戦について語りました。
前田日明の転機
前田さんは49歳で父親になりました。この経験は彼の人生に大きな転機をもたらしたようです。「子どもを抱いたとき、震えた。今まで後ろ向きだったことが全部前向きになった」と語る前田さん。これまでは独身で自分のことばかりを考えていた彼が、子どもの存在によって格闘技への恩返しをする決意を固めました。
『THE OUTSIDER』と朝倉兄弟の評価
前田さんは、格闘技に関わる新たな取り組みとして、総合格闘技大会『THE OUTSIDER』を立ち上げました。この大会は不良たちを更生させることを目的にしています。そして彼が発掘したのが朝倉兄弟です。「彼らの素質はピカイチ」と前田さんは絶賛します。特に兄の朝倉未来さんについては「ビジネスに精を出しすぎて少し足踏み状態だが、体幹が強く、立ち姿が良い」と印象を語りました。
不良の更生と逆転の発想
しかし、前田さんには思わぬ事態が待っていました。「やばい不良を集めすぎて、大乱闘が頻発してしまった」と振り返ります。本来の目的とは裏腹に、不良が増えてしまうという逆の結果になってしまったのです。この経験から、前田さんは「どんな悪いやつでも有名になれば悪事はしなくなる」という持論を持ちつつ、実際にはその理想とは異なる難しさを痛感しました。
リングス時代と教訓
前田さんは、自身のリングス時代における様々な出来事や「ぬるい試合をした弟子をフルボッコ事件」など、その裏側を笑いながら話しました。彼は18歳から新日本プロレスに所属し、40歳で引退。「その後は格闘技に恩返しをしたい」という気持ちが強く、数々の失敗を経てプロモーターとしての道を歩んできました。
若者へのメッセージ
前田日明が今の若者に伝えたいことは、どれほど困難な状況でも始めることの重要性だということです。「自分の経験を通して、同じような失敗をやらないようにしてほしい」という思いが伝わってきます。格闘技を愛する彼だからこそ語れる、深いメッセージが詰まっています。
視聴方法
『しくじり先生 俺みたいになるな!!』は、毎月第1~3金曜日の夜9時30分から放送されています。番組終了後には見逃し配信も行われており、過去のエピソードも視聴可能です。肝心の教訓は見逃せないため、ぜひご覧ください。