未来の防災社会へ
2025-04-01 09:35:18

AR・VR技術で防災訓練の新標準を目指すAR防災が提案する未来の社会

AR・VR技術で防災訓練の未来を変える



日本が直面する数々の自然災害—台風、豪雨、南海トラフ地震、さらには首都直下型地震—は我々の生活に深刻な影響を与えています。防災の重要性が高まる中、一般社団法人AR防災は、AR・VR技術を駆使して防災教育を変革しようとしている団体です。「守れたはずの命」を失わないために、我々はバーチャル災害体験を通じて防災訓練の新たなスタンダードを確立することを目指しています。

防災訓練の現状と課題


多くの人々が防災訓練への参加に対して消極的であるとの調査結果があります。特に20代から30代の参加率が低く、全体の64.5%が防災訓練に未参加という現実は深刻です。阪神・淡路大震災の経験からも、救助は公助だけでは限界があることが示唆されています。そこで、自助と共助を強化する訓練が求められています。

しかし、避難訓練はマンネリ化し、実際の体験を伴わないため多くの人が防災を他人事として捉えがちです。訓練担当者も専門的な教育を受けていないことが多く、訓練内容が固定化してしまう点も問題です。これらの課題に対し、AR防災は新たな解決策を提案しています。

AR・VR技術の利点


AR防災が導入している防災訓練アプリ『Disaster Scope®』は、ARとVRの技術を駆使してリアルな災害体験を提供します。2016年に三鷹市の小学校で初めて導入されたこのアプリは、2020年の法人化以降、全国に広がりを見せ、47都道府県で1500件以上の導入実績を達成しました。

このアプリの最大の特徴は、参加者が容易にリアルな災害体験をできる点です。ARやVRゴーグルがあれば、誰でも手軽に体験でき、誰もが防災を意識するきっかけとなります。特に、若い世代への訴求力は特筆すべきもので、マンネリ化した訓練からの脱却を助けます。

行動変容の促進


ARとVRを活用した体験後、参加者が具体的な行動を考えられるよう、AR防災では効果的な声掛けの方法を提供しています。このアプローチによって、単なる体験に終わらず、実際の行動変容につながることが期待されます。

未来の防災教育の展望


今後、AR防災は、2030年までに全国の小学校2000校でDisaster Scope®を活用した避難訓練を実施することを目指しています。この取組みを通じて、未来を担う子どもたちの防災意識を高め、家庭まで広がる波及効果を見込んでいます。

また、新たに結んだ包括連携協定に基づき、防災教育プログラムのエビデンスを蓄積し、質の高さを検証することで、防災訓練の新たなスタンダードを創造していく考えです。

目指すべき社会


「守れたはずの命を守る」ためには、AR・VRを活用し、参加者に実際の行動を促進する防災訓練が必要です。AR防災はこの夢を現実にするべく、今後も地域や教育機関、企業との協力を強化し、全国的な防災教育の向上を目指していきます。私たちの使命は、一人でも多くの命を守るための社会の実現です。その取り組みが未来を変える一歩となります。


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会社情報

会社名
一般社団法人AR防災
住所
東京都新宿区四谷4丁目3-2中川ビル4階A
電話番号

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