リバー壬生事業所の竣工式が盛況に開催
2025年6月20日、リバー株式会社は栃木県下都賀郡壬生町において、待望の「壬生事業所」の竣工式を盛大に行いました。この施設は、グループ内で発生するシュレッダーダストの高度選別・再資源化に特化した拠点で、環境への配慮と持続可能な成長を掲げています。ページの冒頭には、参列者の笑顔が溢れ、地球環境に貢献する新たなステージの幕開けが強く印象付けられました。
1. 竣工式の詳細
当日は、リバーの関係者や関連企業、メディアからの参加者を含む47名が集まり、竣工を祝う場となりました。これまでの工事が国や地域の協力のもとに進められてきたことを考慮すると、参加者全員の心に感慨深い響きをもたらすものでした。現在、壬生事業所はすでに試験運転を行っており、もはや稼働が待たれる状態です。事業の本格的な操業開始は8月を予定しており、事業のスムーズな運営に期待が寄せられています。
2. 壬生事業所の目的と機能
リバーの資源リサイクル事業は、シュレッダーダストの処理費削減と再資源化の推進が重要な課題です。これを実現するために、新たに設立された壬生事業所は、一年間に約48,000トンのシュレッダーダストを取り扱う予定で、24,000トンを金属やプラスチックなどの未利用素材として回収し、100%ダスト由来の固形燃料(RPF)として利用する計画です。
この事業では、自家消費型の太陽光発電システムを導入し、環境への配慮が強く表現されています。これにより、事業の運営に必要な電力を自給し、企業としての持続可能性をより一層高めることが期待されています。
3. 徹底した処理工程
壬生事業所では、優れた処理工程が構築されています。初期選別には、風力選別や粒度選別、比重差選別を導入し、シュレッダーダストの特性を最大限に引き出す工夫が施されています。そして、最終工程では最新の光学選別機(TOMRA社製)を4台配置し、確実な資源回収を実現します。
これにより、資源の回収漏れを最小限に抑え、JIS規格に準拠したRPFの安定した出荷を目指します。動脈的な経済循環の実現に向け、今後は自動車破砕残さ(ASR)についても取り扱う予定です。
4. 未来に向けた取り組み
リバー株式会社は、2024年5月に第2次中期経営計画を発表予定であり、「WX(Waste Transformation)環境企業への挑戦」を掲げています。この計画のもと、環境保護と資源回収の強化を進め、高度循環型社会の実現を目指します。
こうした取り組みは、単なる廃棄物処理の枠を超え、地域社会との協力を通じてウェアハウスの活性化にも寄与します。リバーは、技術と地域が共存共栄できる未来を描いています。
終わりに
壬生事業所のオープンは、リバーにとってもさらなる成長の足がかりとなります。再資源化のリーダーとしての責任を感じつつ、企業として持続可能な未来を築くべく、さらなる挑戦が期待されます。私たちの未来にも、確かな影響を与える手段としての再資源化事業の発展は続くことでしょう。