漫画家弘兼憲史が語る腕時計の魅力と日常のエピソード

漫画家弘兼憲史さんの腕時計への愛

漫画『課長島耕作』の作者である弘兼憲史さんが、Tokyo FMラジオの番組「BEST ISHIDA presents Tick Tock Talk♪」にゲスト出演しました。番組の中で、彼は自身の腕時計に対する思いと、その影響を受けた人生の一部について語りました。

早期の目覚めと漫画家への道

弘兼さんは、山口県岩国市出身の77歳。彼の漫画家としての夢の始まりは、小学生時代に手塚治虫の作品に触れたことでした。その後、早稲田大学では漫画研究会に所属し、情熱を持って創作活動を続けました。大学卒業後は松下電器産業に入社し、一時は広報宣伝部での勤務を経験しますが、3年後に漫画家としての道を選び退社。1974年には『風薫る』で正式にデビューし、以降、数々のヒット作を世に送り出します。

『課長島耕作』と腕時計の関係

特に1983年にスタートした『課長島耕作』の連載は、弘兼さんがサラリーマンとしての経験を生かした作品で、主人公の島耕作がキャリアを積み上げていく様子を描いています。この作品は大ヒットとなり、島がオメガやジラール・ペルゴの時計を着用するシーンも多く見られ、時計との強い結びつきを持っています。一部では、時計メーカーとのコラボキャンペーンも実施され、作品が時計業界に与えた影響も大きいのです。

時計は身近な存在

弘兼さんは、腕時計を単なるファッションアイテム以上の大切な存在として捉えており、自身の生活の一部として愛用しています。「寝るときも外さない」と語る彼は、その重要性を強調しました。普段の生活は、午前中にファミレスでアイデアを練り、午後から夜更けにかけて原稿を書き上げるというスタイルで、健康管理としての手助けにも腕時計が役立っていると感じているようです。

趣味とメッセージ

趣味にはゴルフとワインがあり、広島カープやサザンオールスターズの大ファンであることも明かしてくれます。彼にとって、これらの活動もまた、創作のインスピレーションを与える重要な要素なのだと感じられます。

番組の紹介と聴取方法

「Tick Tock Talk♪」は、時計専門誌『クロノス日本版』の編集長・広田雅将がゲストと深いトークを展開するプログラム。毎回、ゲストの時計への思いや人生のエピソードを掘り下げることで、特別な一時を提供します。この番組は、過去の放送も含めてradikoで聴くことができ、弘兼さんの放送回も是非お聞き逃しなく。

番組の最新情報やアフタートークは、Youtubeでも公開される予定ですのでチェックしてみてください。腕時計にまつわる深い話を通じて、弘兼憲史さんの作品や人生観に触れる素晴らしい機会です。