東京電機大学が主催するD-SciTechプログラム
2023年度にスタートした小学生向け体験型ワークショップ、「D-SciTechプログラム」が、今年も開催されます。この人気のプログラムは、東京電機大学が主催し、理科や科学に興味を持つ小学3年生から6年生を対象に、実際に手を動かして学びながら未来のエンジニアを目指す機会を提供しています。
体験型の学びで科学への興味を育む
子どもたちが理科や科学を楽しみながら学べるように、学長の射場本忠彦氏は「子どもたちに“未来のエンジニア”という夢を抱いてもらいたい」と語ります。今年度も好評により、各講座はすぐに満員となることが予想されています。教師陣と協力企業のエンジニアが講師となり、理論だけでなく、実地での体験を通じて、学びを深めることができます。
講座のラインナップ
2025年度には、6月から10月にかけて10講座が予定されています。このプログラムでは、子どもたちが日常生活で見かける「油圧」「空気圧」「電気」といった力をテーマにしたワークショップが設けられ、さらにSDGsに関連する「アップサイクル」や電子工作、理科実験に関する講座が用意されています。
以下の企業が協力し、特定の技術を親しみやすく解説します:
- - 日産自動車株式会社
- - アドビ株式会社
- - 株式会社加藤製作所
- - 春日電機株式会社
代表的なテーマ
- - 油圧で動く建設機械の仕組み
- - 空気を利用したパズル挑戦
- - 静電気を利用したプラズマ技術
- - 電気自動車の仕組み
- - ペットボトルキャップのアップサイクル
スケジュールの一部
- - 6月21日(土):油の不思議体験
- - 6月28日(土):空気の力を学ぶ講座
- - 7月5日(土):静電気の不思議
- - 7月12日(土):電気自動車の講座
- - 7月19日(土):アップサイクルを考える
地域との連携
このプログラムは足立区、草加市、松戸市の後援のもと、地域との繋がりを深めながら行われます。サポートも行う足立成和信用金庫をはじめとする企業や団体は、地域の子どもたちに「ものづくり」の楽しさを伝えるために協力しています。
今回のイベントは、東京電機大学の地域連携活動の一環として、地域と共に育てる未来の技術者を目指しています。
このように、D-SciTechプログラムは、子どもたちが科学を学び、「どうして?」と探求する楽しい機会を提供するだけでなく、実践的なスキルも身につけるプラットフォームとなっています。将来的には、次世代のエンジニアたちが自信を持って活躍できることを願っています。是非とも、この貴重な体験に参加して未来の技術者たちの第一歩を踏み出しましょう!