日本の出版物を世界へ発信するチャンス
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が主催する「フランクフルト・ブックフェア2025」で、商談会が開催されます。この商談会は、文化庁の委託を受けて行われ、日本の多様で豊かな活字文化を海外に広めることを目的としています。2025年10月16日(木)に行われる本商談会では、ドイツをはじめとする出版社と日本の事業者が直接商談を行う貴重な機会を提供します。
商談会の概要
商談会はフランクフルト・ブックフェアの会場内会議室で行われ、午前中の3~4時間程度のプログラムが予定されています。日本の出版社またはエージェントが参加し、特に文芸や児童書の翻訳出版を希望している企業や個人を募集しています。この機会を通じて、日本の書籍をドイツなどの海外市場に展開することが可能になります。
参加申込について
参加申込期間は2025年6月3日(火)から6月20日(金)までで、対象となるのは日本の法令に基づいて設立された出版社またはエージェントです。選考を経て5社程度が商談会に参加予定ですが、申し込みが多数の場合は選考を行いますので、早めの申し込みをおすすめします。
対象書籍と注意点
対象となる書籍は、国内で初版が発行された作品で、ドイツ等での翻訳出版に適しているものです。特に文芸や児童書のジャンルが求められますが、ファンタジーやSF、ミステリーの作品は今回の商談会では参加が少ないため、注意が必要です。このようなジャンルを希望する場合は、マッチングの確率が下がる可能性があるため、他のジャンルと併せて検討してみてください。
参加費と通訳について
参加費は無料ですが、渡航や宿泊にかかる費用は自己負担となります。もし通訳が必要な場合は、事務局が通訳者を手配しますので、その点も安心です。
参加をサポートする体制
参加者には、日本の活字文化を海外へ普及させるためのさまざまなサポートが用意されています。翻訳家育成や出版社の海外展開に向けた活動を通じて、日本の文学を理解してもらうための施策も行われています。この商談会を通じて、他国の出版関係者に日本の作品を紹介し、多くの読者に届けるための一助となることが期待されます。
お問い合わせ先
詳しい情報や申し込みについては、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)文化庁「活字文化のグローバル展開推進事業」事務局までお問い合わせください。メールでのお問い合わせは、件名に「FBF2025ドイツ商談会問合せ」と明記してください。
この貴重な機会を逃さず、日本の素晴らしい文化を世界に広める第一歩を踏み出しましょう!