現役高校生が代表を務める株式会社TOLLERの挑戦
岡山県に本社を構える株式会社TOLLERは、学生起業家や学生クリエイター向けのオンラインコミュニティ「CELL」を新たに設立しました。代表取締役の木津虎さんは、実に中学生の頃からこの会社を立ち上げ、1年間の受託制作を経て、このプロジェクトに注目が集まっています。
株式会社TOLLERとは?
株式会社TOLLERは、2014年に設立され、これまで多くの企業と取引を行ってきました。特に、ちゅうぎんファイナンシャルグループや岡山ガスなど、地域の大手企業とも連携し、デジタルやデザインに関わるサービスを提供しています。中でも、岡山市主催のMomo-1グランプリでの優勝や、エリアサポートレジリエンス賞受賞など、木津さんの実績は目を見張るものがあります。
CELLを開設した理由
木津さんは、学生起業家としての経験から、経営やクリエイティブな活動を行う次世代のリーダーを育成したいという強い想いを抱いています。経営と学業を両立させることの難しさや、起業時の不安に向き合ってきた木津さんだからこそ、これからの学生たちに有益なサポートを提供したいと考えたのです。「学生起業家を増やし、挑戦しやすい環境をつくりたい」との思いから、CELLが誕生しました。
CELLの特徴
CELLは、起業家とクリエイターの橋渡しを行うプラットフォームです。参加者同士が集まり、共同制作や情報交換ができるため、自分のスキルを簡単に発展させることができます。例えば、動画編集が得意な学生とSNS運用が上手な学生がチームを組むことで、互いの強みを活かしたプロジェクトを生み出すことが可能です。
また、木津さん自身の実体験から生まれた情報やリソースの提供も大きな特徴です。彼はこれまでに多くのピッチ大会での受賞経験があり、これらのノウハウを共有することで、参加者の成長を促進します。
さらに、CELLでは実践型のキャリア支援が行われ、希望者には木津さんの会社から仕事を委託するなど、実務経験を通じて自己成長をサポートします。このようにセルは自由な環境で活動できるため、学業との両立がしやすくなっています。
未経験者の参加も歓迎
CELLは起業やクリエイターとしての活動をこれから始めようとする未経験者の参加も大いに期待しています。活動の幅は広く、プログラミング、デザイン、映像制作など様々な分野での参加者を募集しており、自分に合った活動を見つけやすい工夫がされています。
今後の展望
木津さんは、開催から約半年後の2024年5月までに加盟メンバー100人、9月までに300人、1年後の3月には1000人を目指しています。また、岡山にオフラインスタジオを開設する計画もあり、ここでは学生たちが自由に機材を使って学び合える空間を提供する予定です。
学生たちが夢を追求し、成長できる環境を提供することで、木津さんは次世代のリーダーを育成していく考えです。皆さんも、夢を叶えるための一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。今後、このCELLがどのように成長していくのか、非常に楽しみです。