6月17日(火)に東京都渋谷区に位置するTKPガーデンシティ渋谷で、「NIPP(閉鎖循環下骨盤内非均衡灌流療法)」に関する記者説明会が開催されます。このイベントは、一般社団法人日本インターベンショナルラジオロジー学会内に設置されたNIPPワーキンググループが主催し、メドキュレーション株式会社が協賛します。説明会は14:00から行われ、カテーテルを使った新たながん治療法についての解説や質疑応答が行われます。近年、日本ではがんの罹患率が年々増加しており、中でも子宮がん、膀胱がん、直腸がんは特に問題視されています。国立がん研究センターのデータによれば、毎年約11万人がこれらのがんに苦しみ、3万人以上が命を落としています。最新の医療技術の進化にもかかわらず、治療に伴う身体的および経済的負担は、ますます注目されています。こうした背景から、NIPPは新しい選択肢の一つとして注目されています。この治療法は保険適用が予定されており、誰でも利用できるようにすることを目指しています。しかし、現状では自由診療であり、選択肢として知名度が低いため多くの人に伝わっていないという問題があります。この説明会を通じて、より多くの方々にNIPPの存在を知ってもらうことを目的としています。
イベントには、小野澤志郎医師が登壇し、25年以上の経験を活かしてNIPPに関する最新の研究結果や治療の概要を詳しく解説します。この機会は、がん治療の進展を直に感じる貴重な場となることでしょう。参加は無料で、定員が設けられているため、早めの申し込みをお勧めいたします。申し込みは6月13日まで受け付けています。会場参加は50名、オンライン参加は制限がありません。参加者同士の名刺交換を兼ねた交流会も設けられ、情報の共有やネットワーキングの場ともなります。
メドキュレーション株式会社は、がん治療に関する新たな研究と開発を行う医療系ベンチャー企業として、最新の医療情報を提供し、社会的な課題解決に寄与することを目指しています。NIPPの普及活動を通じて、より多くの人が適切な治療を受けられる未来を築くために、積極的に情報発信を行います。がん治療に関心がある方、メディア関係者の皆様には、ぜひともご参加いただき、最新の医療技術に触れていただければと思います。