大阪・関西万博開幕から1ヶ月
大阪・関西万博が収益をあげる中、会場内に設置された給水スポットの利用回数が、開幕から約1ヶ月でなんと100万回を超えました。主催者であるOSGコーポレーションが進める「ステハジ」プロジェクトのもと、来場者や運営スタッフの熱中症予防や、プラスチックごみ削減への取り組みが実を結びつつあります。
給水スポットの意義
この給水スポットは、マイボトルを持参した来場者が冷たい水を手軽に補給できるよう、会場内外に32ヶ所設けられています。開幕当初はマイボトルで給水する人が少なかったものの、調査によると、開幕から1ヶ月後には、給水利用者の53%がマイボトルを活用していることが明らかになりました。これは、利用者からのSNS情報や口伝えによる影響が大きいとみられています。
行動変容の促進
特に、参加者の中には「マイボトルを持って来たのは、友人やメディアの情報を受けて」という声も多く聞かれます。これにより、来場者たちの行動に目に見える変化が生まれ、「給水は新たな選択肢」であることが認識されつつあります。OBGコーポレーションは、未来社会の実験場としてのこの万博で、「給水の重要性」を引き続き啓発していく方針です。
サステイナブルアクションへの取り組み
給水を利用することは、熱中症対策に直結するだけでなく、プラスチックごみ削減やCO₂削減に寄与する活動でもあります。最新集計では、100万回の給水によって約90,730kgのCO₂が削減されているとのことです。
このように、給水スポットはただの水飲み場ではなく、サステナブルな社会実現に向けた行動変容を促す重要な要素となっています。
給水に関するモニタリング
OSGコーポレーションは、会場内の給水器に「給水カウンター」を設け、利用者の給水回数をリアルタイムで可視化しています。この情報は、公式の万博情報サイトを通じて来場者に配信され、来場者の環境への関心を高めるための手助けとなっています。
「ステハジ」プロジェクトの概要
OSGコーポレーションによる「ステハジ」プロジェクトは、「使い捨ては恥ずかしい」という信念のもと、海洋プラスチック問題や社会課題に共に取り組むことを目指しています。406の団体が加盟し、共に行動変容を促進しています。
会社概要
最後に、OSGコーポレーションの詳細について紹介します。代表取締役社長は山田啓輔氏で、資本金は6億100万円。主な事業内容は、健康と環境をテーマにした生活密着型商品の開発・製造・販売です。興味のある方は、ぜひ公式ウェブサイトを訪れてみてください。