人事パーソン必見!越境学習入門イベントの成功とその影響
2024年1月28日、東京都中央区にある「人事図書館」で「人事のための越境学習入門」が開催されました。このイベントは、組織や業種の枠を超えて新しい知識と経験を得る“越境学習”の重要性に焦点を当てています。主催は株式会社Trustyyleで、約50名の人事スタッフが参加しました。
新たな働き方を模索する参加者たち
登壇者として招かれたのは、職業体験型プログラムを展開する田中翼氏、地域複業やワーケーションに精通した加藤遼氏、そして「ワーケーション社労士®」岩田佑介氏の3名。この3人の専門家が、オンラインと会場でのハイブリッド形式で知識をシェアしました。参加者たちは「今後の人事キャリアに悩んでいる」「越境学習を先に体験しておきたい」といった理由で集まり、各自の経験や知識を交換しました。
越境学習の可能性と「読書ワーケーション」
イベントでは、越境学習に対する誤解を解くことが重要視されました。「越境=特別な派遣制度だけではない」というメッセージが強調され、参加者には自分の興味から始めることの重要性が伝えられました。特に、岩田氏が提唱する「読書ワーケーション」が新たな学びの入口になり得るというアイデアは印象的でした。この取り組みは、“場所の越境”と“思考の越境”を融合させたもので、参加者たちは意外なアイデアを得たと語っています。
アンケートから見えた参加者の反響
イベント後の参加者アンケートも注目されるべきです。「越境学習は大掛かりな取り組みだけだと思っていたが、短期ワークショップから始めてみたいと勇気をもらった」「『誰と会うか』の価値が重要だと感じた」といった声が寄せられ、より身近な学びの場を感じられたようです。また、「ハードルを下げ、まずは楽しんでみることが重要だ」という意見も多く、越境学習が思考を柔軟にする手助けになることが示唆されました。
専門家たちのプロフィール
田中 翼 氏
株式会社仕事旅行社の代表を務める田中氏は、職業体験を通じてキャリア自立を支援しています。700以上の職場との関係を活かし、今後の働き方を大きく変えることに取り組んでいます。
加藤 遼 氏
株式会社パソナJOB HUBの部長である加藤氏は、地域複業やワーケーションを通じて新たな働き方を推進しています。多彩なバックグラウンドを持つ彼は、地域と都市の連携を強化し、人々の可能性を拡大させることを目指しています。
岩田 佑介 氏
ワーケーション社労士の岩田氏は、官公庁の地方創生プロジェクトを手がけ、独立後も多くの働き方改革に関わっています。彼の取り組む「読書ワーケーション」とは、忙しい日常の中で新しい思考のきっかけを提供するもので、多くの支持を得ています。
人事図書館とは?
「人事図書館」は、2024年4月に開設されたコワーキングスペースで、2000冊以上の人事関連書籍と500名以上の会員を満たしています。ここでは、仲間と共に学び、未来を拓くことを目的とした活動が行われており、今後もさまざまなイベントが計画されています。公式サイトやSNSを通じて、最新情報が発信されるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
人事の未来を切り開く取り組みとして、越境学習がどのように進化するのか、今後の展開が楽しみです。参加者たちの学びの旅は、これからも続いていくことでしょう。