岐阜県美濃加茂市の「ぎふ清流里山公園」に新たな風が吹く
岐阜県美濃加茂市に位置する「ぎふ清流里山公園」が、株式会社エイチ・アイ・エス(HIS)と地元企業の古川紙工株式会社からなる「里山賑わい創出グループ」によって新たに運営されることが決まりました。これは、地域の魅力を引き出し、人と自然が共生する里山文化を体験できる場として、さらなる発展を目指す取り組みです。
里山が織りなす経験の場
「ぎふ清流里山公園」は、自然の美しさを大切にするだけでなく、訪れる人々に豊かな里山文化を伝えることを基本コンセプトとしています。この公園内には、地元の特産品を扱った道の駅や、岐阜の食文化を楽しめる飲食施設、陶芸や農業の体験ができる施設、さらには温浴施設も完備されています。これにより、県内外からの多くの来場者を迎えることができるようになっています。
指定管理業務の概要
新たに指定された管理団体は、以下のような業務を通じて公園の運営をサポートします:
- - 運営業務:イベントの企画や実施、広報、集客活動、飲食・物販及び温浴施設の運営などを手掛けます。
- - 利用管理:公園施設の利用申込を受け付け、利用料や入浴料の収受を行います。
- - 維持管理:施設内の緑地・衛生管理、保守点検、保安警備、清掃業務などを担当します。
施設の詳細
公園内の主な施設には、以下のような魅力があります:
- - 里山の湯:開放感あふれる露天風呂を含む7種類のお風呂とサウナを提供。
- - おんさい館/青空市場:岐阜県のお土産や新鮮な農産物が手に入る販売所。
- - 農家レストラン「やまびこ」:飛騨牛など地元食材を活かしたメニューを楽しめます。
- - 遊びの広場:芝すべりやゴーカートといったアクティビティを楽しむことができます。
- - 里山ふれあい牧場:引き馬や動物とのふれあいを通じて、自然に親しむことができます。
HISの豊富な経験
株式会社エイチ・アイ・エスは、これまでにも地域活性化に向けた多くの取り組みを行ってきました。福井県の「越前陶芸公園」では、5年間の管理運営を経て、初の年間来場者数10万人を達成しました。また、秋田県由利本荘市の「ぽぽろっこ」では地域のお祭りを初開催し、5,000人以上を集客した実績があります。このような経験を活かし、「ぎふ清流里山公園」でも様々なイベントを通じて交流人口の増加を図っていく方針です。
終わりに
指定管理者としての活動は2025年4月1日から始まり、2032年3月31日まで続きます。この新たな運営体制の下で、多様なイベントや体験が提供されることを期待しつつ、来園者にとって「里山の魅力を体感できる場所」となることを目指しています。美濃加茂市の「ぎふ清流里山公園」は、今後どのような成長を遂げるのか、注目です。