熊谷市に防災兼用ソーラーカーポートを導入
能美防災株式会社は、2024年10月2日に埼玉県熊谷市にある妻沼西事業所メヌマ工場で防災兼用型のソーラーカーポートを設置しました。この新たな設備は、株式会社日建設計の支援を受けて実現しました。
ソーラーカーポートの目的と特徴
屋外の駐車場に設置されたこのソーラーカーポートは、停電時に太陽光から電力供給が可能な防災盤を備えています。さらに、電気自動車(EV)への充電が行える設備も整備されています。これにより、平常時に加え、災害発生時でも昼夜を問わず電力を確保することが可能となります。
特に、発電した電気を一定額で20年間購入する方式を採用しており、初期投資を抑えることができる点が大きな特徴です。これにより、地域の住民や企業が安心して利用できる環境が整えられました。
防災機能の拡充
このソーラーカーポートは、防災機能が充実しており、最大で約500人の周辺地域の住民に対して電源やトイレ機能を提供します。災害時においては、情報通信機器や家庭電器の電力を無償で提供することも可能なので、地域全体の危機管理が強化されます。
また、給排水設備を設置し、最大8か所のマンホールトイレを設置することができます。これにより、避難所として利用できる空間が増えるため、地域の安心感も向上します。
熊谷市との協定締結
加えて、能美防災は熊谷市と「災害時における支援協力に関する協定」を取り交わしました。この協定は、災害発生時の応急的な救援を目的としています。これにより、地域貢献を通じてより広く社会に寄与していく意向を示しています。
事業協力者の紹介
今回の事業計画は、PPA(Power Purchase Agreement)事業として、株式会社日建設計や東京電力エナジーパートナー株式会社など多くの企業との協力で進められました。共同の取り組みによって可能性が広がり、周囲の環境にも配慮した防災インフラが整いつつあります。
能美防災の企業情報
能美防災株式会社は、1944年に設立され、さまざまな防災設備やシステムの企画、開発、設計、施工、保守を行っています。その重点的な活動の一環として、地域の安全対策に力を入れており、今回のソーラーカーポート設置もその一環と言えるでしょう。
地域住民の安全と安心を第一に考え、能美防災は今後もその革新的な取り組みを続けていくことが期待されています。これからも熊谷市を中心に、防災知識の普及と地域貢献に力を入れていくことでしょう。