ジェイテクトが誇る最新の熱処理ソリューション
愛知県刈谷市に本社を置く株式会社ジェイテクトのグループ企業、ジェイテクトサーモシステムが新たに開発したSiCパワー半導体向け熱処理装置が注目を集めています。新型熱処理装置は、特にコンタクトアニールと活性化アニールの工程において生産性の向上に寄与するとされています。
新機種の紹介
ジェイテクトサーモシステムが開発した的新機種には、コンタクトアニールシステム「RLA-4200-V」と活性化アニールシステム「VF-5300HLP」があります。これらの装置は、2024年12月に東京ビッグサイトで開催される「SEMICON Japan 2024」において初めて出展され、その目玉として注目されること間違いなしです。
生産性向上の秘訣
これまで使用されていたRLA-4100-VやRLA-3100-Vは、ウエハーを一枚ずつ処理する枚葉式の構造で、そのため生産性には限界がありました。これに対し、RLA-4200-Vはプロセスチャンバを2台搭載し、同時にウエハーの処理が可能です。これにより熱処理性能が倍増し、生産性は従来比で2倍から2.4倍に向上しました。また、本体の設置面積も大幅に削減され、効率的な運用が実現されています。
ジェイテクトの目指す未来
ジェイテクトは「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」を目指しており、そのために様々な技術や知見を集約したテクノロジープラットフォームを活用しています。このプラットフォームにより、社内外の困りごとに対する具体的な解決策を提案する「ソリューション共創センター」の開設も進めています。
海外市場への展望
半導体製造業界では、SiCパワー半導体を含む生産性向上のニーズが高まっています。ジェイテクトサーモシステムは、国内外の市場において様々なニーズにお応えし、最先端の熱処理装置を提案し続けることで、業界の発展に寄与していく考えです。
SEMICON Japan 2024に向けて
将来の展望を見据え、ジェイテクトサーモシステムはSEMICON Japan 2024への出展に向けて準備を進めています。この展示会が、SiCパワー半導体製造の新しいソリューションを発信する機会となることを願っています。
SEMICON Japan 2024の基本情報
- - 会期:2024年12月11日(水)~13日(金) 10:00~17:00
- - 会場:東京ビッグサイト
ジェイテクトの新しい技術がこれからの半導体業界にどのような影響を与えるのか、興味が尽きません。皆さんもぜひ、次世代の熱処理装置を見に行きましょう!