株式会社タレントアンドアセスメント(東京都港区)が開発した対話型AI面接サービス「SHaiN」が新たにチャットボット機能を導入し、24時間365日の受検者サポートを実現しました。この変更により、受検者はいつでも疑問を解消できる環境が整いました。
SHaiNはこれまで、システムや操作に関する問い合わせをメールや電話で処理していましたが、対応時間が限られていたため、受検者が不安を感じることもありました。特に夜間や早朝に面接を受ける方にとっては、そのタイムラグがストレスの一因となっていたのです。しかし、チャットボットを導入することで、受検者は24時間、即時にサポートを受けることができるようになりました。
このチャットボット機能は、自動応答によって受検者が必要とする情報を迅速に提供します。何かしらの問題が発生した場合でも、メール連携を通じて人間の担当者にスムーズに引き継がれ、二次対応が可能です。これにより、受検者は安心して面接を受けられる環境が整備されました。
具体的に、SHaiNのユーザー数は累計11万人を超え、広範なニーズに応えられるよう、業界最大手としての地位を築いてきました。受検者は、スマートフォンやタブレットを使って、いつでもどこでもAIと面接を行う形式とあって、従来の選考過程での落選理由を大幅に減少させることが期待されます。企業側にとっても、面接評価レポートを基に、適切な質問を投げかけたり、候補者に合わせた動機付けを行ったりすることで、一層効率的な採用活動が可能になるでしょう。
また、2024年から施行されるEUのAI規制法に対応したサービスであることも重要です。SHaiNは「人間による監視体制」や「ログの記録・管理」といった基準を満たし、合法性を確保しながら運営されています。これは、対話型AI面接サービスがより広く採用されるための礎となります。
SHaiNは、グループ企業であるPKSHA Technologyが展開する「AI Suite for HR」の一環として、人事業務の効率化と、求職者や働く人々の体験向上を目指しています。
将来的には、受検者の利便性向上とより良い面接体験の提供を目的に、さらなるサービス強化を続けていくとしています。人とAIの協働は、採用プロセスに新たな風を吹き込むことでしょう。タレントアンドアセスメントの取り組みは、これからの採用市場において重要な意味を持つものとなるでしょう。
チャットボット機能の詳細は公式ページ(
こちら)から確認できます。