持続可能な島旅
2022-05-10 14:00:05
島の風土探究が目指す持続可能な島旅の未来とは
島の風土探究が目指す持続可能な島旅の未来とは
島旅を専門にした旅行会社が新たな挑戦として「島の風土探究」に取り組んでいます。このプロジェクトの目的は、地域文化を尊重し、訪れる人々にとって唯一無二の体験を提供することにあります。
1. 島旅の旅行会社が風土探究に取り組む背景
南西諸島を始めとする島々を旅する中で、地域と共生することの重要性を強く認識しました。商店や自然が織りなす風景といった、日常の小さな要素が失われることで、その土地の特異性が損なわれると感じています。新型コロナウイルスの影響で観光業が大きな打撃を受けた中、適応し、地域の持続的な発展に寄与する道を模索する決意が生まれました。
「風土」という視点に注目したのは、その地域独自の生活環境と文化が、自然との相互作用から形成されるからです。この風土こそが、地域を訪れる人たちに唯一無二の経験を提供し、現地の経済活動にも寄与すると考えています。地域が持つ多面的な特色を理解し、様々な視点からその土地らしさを探求する必要があると認識しています。
2. 島の風土探究について
「島の風土探究」は地域住民と密接に関わることを目指して設計されました。そのため、第一歩として2021年6月に島の生活文化を紹介するウェブメディア「しまのま」を開設しました。このサイトでは、現在までに5つの島に関連する39件の記事を掲載しています。移動に制約があった時期にも関わらず、島間での交流を促進するプログラムの提供を通して、2022年5月に「島の風土探究」が正式にリリースされました。
この取り組みの主要コンテンツは「風土を知る」と「風土を旅する」の二つに分かれています。「風土を知る」では、ウェブ記事を通じて地域の特徴を知るための情報提供を行い、「風土を旅する」では実際に島を訪れ、そこで体験する旅の提案をしています。今後は、オンラインイベントや島の特産品を取り寄せるなど、島外から風土を感じる機会も増加させる予定です。
3. 風土ツーリズムの開始
「風土を旅する」の一環として、現在奄美大島、徳之島、沖永良部島の三つの島を対象にした滞在プログラムを提案しています。奄美大島では「自然と人との掛け合い」を強調し、徳之島は「人と命に優しい場所」として知られています。沖永良部島では、島の生活様式がサンゴに支えられている点に注目しています。それに加え、屋久島を訪れるプランも現在企画中で、今後は更なる地域への展開を考えています。
4. 島の風土探究運営者
このプロジェクトを運営する南西旅行開発株式会社は、主に鹿児島から沖縄にかけての離島への旅行を手掛ける旅行会社です。ダイビングやトレッキングなど自然を体験するツアーから、地域の文化と経済の発展に寄与することを目指しています。社の代表である内山貴之氏は、地域との強固な結びつきを目指しており、長年の経験をもとに新たな価値を創出しています。
南西旅行開発株式会社は、今後も持続可能な形で地域と共にある旅行の模索を続けていくことを宣言しています。
会社情報
- 会社名
-
南西旅行開発株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2-8-7青山宮野ビル2階
- 電話番号
-
03-3409-4101