万葉の日記念講座の開催
奈良県立万葉文化館では、毎年9月15日を「万葉の日」と定め、記念イベントを行っています。今年もその tradition が引き継がれ、特別な講座が企画されています。特に注目すべきは、今年度に富本銭をはじめとした「飛鳥池工房遺跡」の出土品が国の重要文化財に指定されたことです。
この講座では、同館の研究員がそれぞれの専門分野から「国宝と重要文化財」をテーマに、興味深い解説を行います。
開催日時と場所
- - 日時:令和7年(2025年)9月15日(月・祝)14:00~17:00(開場13:30)
- - 会場:奈良県立万葉文化館企画展示室
講座の内容
今回の講座では、以下の3つのテーマで講演が行われます。
1.
文学研究からみた「飛鳥池工房遺跡」の意義
講師:井上さやか(万葉文化館企画・研究係長)
井上氏は、文学的視点から飛鳥池工房遺跡の重要性を解説します。アートや文学が交錯するこの場所の意味を紐解くことで、万葉集との関連性も探っていきます。
2.
国宝・重要文化財に指定された『万葉集』の写本
講師:榎戸渉吾(万葉文化館研究員)
榎戸氏は、万葉集の写本が国宝として指定された背景やその価値を語ります。古代文学が現代に与える影響についても触れられることでしょう。
3.
世界記憶遺産『御堂関白記』―文化の庇護者としての藤原道長―
講師:中本和(万葉文化館主任研究員)
中本氏は、藤原道長が如何にして文化を守り支えていたのかを紹介します。この作品が持つ意義と歴史的背景についての深い理解が得られる内容です。
参加方法
会場参加
定員を超えた場合は、入場できない可能性がありますので、早めの来場をお勧めします。
- - 参加費:無料
- - 事前申込:不要ですが、早めの来館をおすすめします。
利用可能なオンライン参加
- - 同時配信も行われ、インターネットを通じてご視聴いただけます。
***当日から1週間まで視聴可能***
- - 申込方法:専用申込フォームによる事前申込が必要です。
郵便番号、住所、氏名、電話番号、メールアドレスを記入の上、当日14時までに申し込んでください。
他の方法(郵便、電話、メール、FAX)は不可です。
この特別な講座は、奈良の文化と歴史を深く理解する絶好の機会です。ぜひご参加いただき、万葉の世界に触れてみてはいかがでしょうか。