企業ユニフォームの新しいアプローチ
株式会社オンワードコーポレートデザイン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:村上 哲)は、企業ユニフォーム製作におけるコンサルティングサービスの提供を本格的に開始しました。この動きは、2024年以降の生産年齢人口の減少という国内の社会的な背景を受けており、企業の人手不足や生産性向上の重要性が増す中での取り組みです。
2024年の日本の生産年齢人口は7457万人にまで減少する見込みであり、これにより企業は優秀な人材の確保や働きやすい環境作りに力を入れる必要が生じています。実際に2024年11月に実施されたアンケート結果によると、約94%の企業が「ユニフォームのデザイン性・機能性の改善が生産性向上につながる」と答えています。
従業員参加型ワークショップの推進
特に注目すべきは、企業のユニフォーム製作では従業員がそのデザインや機能にいかに参加できるかが大切だという点です。当社が提供する従業員参加型のワークショップは、昨年比4倍の実施件数を記録しており、企業が抱える現状の課題に対して具体的な解決策を打ち出しています。これにより、個々の企業が目指すユニフォームの「らしさ」を現実的に表現できるようになります。
ワークショップでは、まずユニフォームに関する基礎知識の提供や成功事例の紹介を行い、その後に従業員の意見をもとに企業独自のコンセプトを策定します。このプロセスを通じて、新たなユニフォームデザインが迅速に実現されるのです。
企業のニーズに応じたコンサルティング
従来のユニフォームの考え方は、主にデザインや機能性、そしてコストが焦点でした。しかし最近では、SDGsや企業の社会的責任に対する関心が高まってきており、企業のイメージや社会への寄与も考慮してユニフォームを再評価する流れが生じています。このような背景から、ユニフォームに対するコンサルティングニーズが急増しているのです。
当社は過去60年以上にわたり、1,600社以上の企業にユニフォームを提供してきました。その中で、企業の歴史や社風を反映させたワークスタイルのデザインを追求してきた経験を活かし、より良い環境を整備するために進化を続けています。
ドトールコーヒーのユニフォーム製作事例
特に興味深いのは、株式会社ドトールコーヒーが当社のワークショップを活用して新しいユニフォームの製作を進めた事例です。
彼らは、ブランドスローガンを基盤に「ドトールコーヒーショップ」らしいユニフォームを求め、役員を含む6名が参加するディスカッションを行いました。新ユニフォームには、漂着ペットボトルから作られた素材を使用し、環境問題への意識を高めることも考慮されています。この新しいデザインは、2024年12月1日から全国の店舗で着用される予定です。
ユニフォームの重要性とその影響
ユニフォームは企業文化を反映し、従業員のモチベーションや生産性に直接的な影響を与える重大な要素です。先ほどのアンケートでは、90%の企業が「ユニフォームが従業員のモチベーションに影響を与える」と答え、70%が「人材採用において重要」と認識しています。これらの結果は、ユニフォームが企業イメージを発信するツールとしても機能することを裏付けています。
まとめ
株式会社オンワードコーポレートデザインは、企業や社会のニーズに応えたユニフォームの提供を目指しており、従業員を巻き込んだ新しいアプローチを導入しています。今後も企業と共に成長し、持続可能な未来を見据えたユニフォーム提供を進めていくことでしょう。