テラドローンがインドネシアの航空・観光イベントに参加
テラドローン株式会社の子会社であるTerra Drone Indonesiaは、インドネシア国営の航空・観光企業Injourneyが主催する「BESTINFEST 2024」に出展しました。このイベントは、インドネシアにおける航空および観光業界の技術革新を促進することを目的にしています。
イベントの目的と背景
「BESTINFEST 2024」は、航空・観光業界の革新技術を紹介するイベントで、Injourney Airportsをはじめとする国営企業が参加しています。テラドローンは、Injourney Airportsとの共同プロジェクトで培った経験を基に、ドローン技術の可能性を示しました。ドローンは、素早く、正確でリアルタイムのデータ提供を行えるため、従来の手作業による点検よりも安全性と効率性を向上させることができます。
テラドローン・インドネシアは、2020年からInjourney Airportsと協力し、滑走路の点検にドローンを活用するプロジェクトを実施してきました。従来の方法では、目視による点検が行われていましたが、ドローンを使用することで、より詳しく、迅速に点検が可能になりました。
ドローンの技術革新事例
テラドローン・インドネシアは、本イベントで130件の技術提案の中から「The Best Idea and Best Implementation of the Year – 2024」部門で上位10件に選ばれた事例を紹介しました。具体的には、以下のような活用事例が挙げられました:
- - 空港インフラの点検:ドローンによる自律技術を用いることで、重要なインフラの点検を効率化し、精度を大幅に向上させることが期待されています。
- - 観光分野での活用:観光地のマッピングや環境モニタリング、アクセスが難しい地域での作業監視など、ドローンの活用方法は多岐にわたります。
- - 安全強化:ドローンを用いた消火活動や高層ビルの清掃など、新しい観点からの提案も行われました。
今後の展望
テラドローン・インドネシアは、「BESTINFEST 2024」への参加を通じて、インドネシア国内のドローンエコシステムの強化を目指しています。業界のプレイヤーや政府との連携を通じて、さらなる技術革新を促進し、より安全で効率的な航空および観光業界の発展を志向します。
Injourney(PT Aviasi Pariwisata Indonesia)は、インドネシア政府が設立した国営の航空・観光持株会社であり、空港運営や観光施設の整備を行い、持続可能な経済成長を目指しています。テラドローンもまた、今年の「BESTINFEST 2024」に出展し、ドローン技術の活用をさらに広げ、インドネシアを含む東南アジア地域での発展を推進していく考えです。
テラドローンの取り組みは、業界のみならず、観光や環境にもポジティブな影響を与えることが期待されています。今後の彼らの活動から目が離せません。