認定NPO法人フローレンスの「こども冒険バンク」がウェルビーイングアワード2025を受賞
認定NPO法人フローレンスが運営する「こども冒険バンク」が、株式会社朝日新聞社などが主催した「ウェルビーイングアワード2025」でモノ・サービス部門のグランプリを受賞しました。この受賞は、子どもたちの体験の機会を均等にすることを目的とした同プラットフォームの取り組みが評価された結果です。
ウェルビーイング・アワードとは
「ウェルビーイング・アワード」は、人々の多様な幸福や健康に寄与する商品やサービス、活動、組織の取り組みにスポットを当て、社会全体でウェルビーイングを推進する目的で設立されました。2025年の大会には、前年を上回る1000件以上の応募があり、最終的に各部門から選出されたファイナリストたちがプレゼンテーションを行い、各部門での最優秀賞が決定されました。
こども冒険バンクの概要
「こども冒険バンク」は、特に体験の機会が不足しがちな家庭に向けて、企業などが無料で提供する多彩な体験コンテンツを選んで申し込めるプラットフォームです。このサービスは2024年8月1日から始まり、現在までに1,220世帯が会員として登録され、27企業から提案された対策を通じて、累計で4,360名分の子どもたちが新たな体験を得ています。これは、体験の格差という社会問題に立ち向かう意義深い活動です。
受賞の理由
受賞の大きな理由は、ただ単に体験を提供するだけでなく、「ウェルビーイング」を高めるための戦略に基づいている点です。具体的には、利用者のニーズに応じた体験を提供し、社会的価値を創出しようとしています。これにより、利用者の様々な幸福感に寄与することを目指しています。
サイト制作への思い
当社、株式会社カスタメディアが「こども冒険バンク」のサイト構築を支援しました。フローレンスが掲げる「こどもの体験格差解消」というミッションへの理解を深め、スピード感とフレキシビリティを重視した開発に取り組みました。相談を受けた2024年2月から、短期間で要求仕様を確定し、7月末にはサイトを正式にオープン。 夏休み前にサービスを提供開始するための迅速なアプローチが成功しました。
柔軟な運営のために
こども冒険バンクでは、企業から提供される体験内容が不定期で変化するため、高い柔軟性が求められました。当社は、効率的な募集管理機能や多様な体験コンテンツの掲載を支えるプラットフォームを提供し、その基盤を構築しました。これにより、予期しない事態にも即応できる設計が実現されました。
ユーザー体験の重要性
利用者にとっては、サイトの利便性が重要です。私たちは、条件付きの会員登録を明確にするための説明ページや、登録に必要な書類を詳しく説明することに力を入れました。また、主要なコミュニケーションツールをLINEとし、利用者が直接アクセスできるように配慮しています。これにより、情報提供がスムーズに行えるよう工夫しました。
フローレンスの声
フローレンスの皆川さんは、「こども冒険バンクが社会課題に挑戦する新しい仕組みであることを信じています。パートナーシップを通じて私たちのビジョンを実現していただいたことに感謝しています」とコメントしています。今後も、こどもたちに豊かな体験を少しでも多く提供できるよう、挑戦し続けます。
まとめ
「こども冒険バンク」は、社会全体でこどもたちの体験を豊かにするための試みです。フローレンスとカスタメディアが協力し、素晴らしいサービスを提供していく先に、多くの子どもたちの未来が拓かれることを願います。