常陽銀行とeiicon、新事業共創プログラム『Nexus Bridge2024』を開始!
渦巻く環境問題やデジタル化の波に立ち向かうため、常陽銀行と株式会社eiiconが共同で新たなプログラム『Nexus Bridge2024』を立ち上げました。このプログラムは、全国のスタートアップや事業会社と協力し、新しいビジネス展開を進めるためのものです。これにより、地域の課題解決や持続的な発展が期待されています。
2024年11月5日より、本プログラムは「脱炭素」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「ライフプラン」「地域活性化」といった4つのテーマで協業アイデアを募集しました。その結果、応募総数65件の中から選ばれた4件のアイデアが発表され、注目を集めています。
選定された協業アイデア
1. 脱炭素:地域特化型GXプラットフォームの構築
選ばれた最初のアイデアは、株式会社テックシンカーによる「地域の脱炭素加速に向けた地域特化型GXプラットフォームの構築・運営」です。テックシンカーは、GX分野に特化したコンサルティングを手掛けており、サプライチェーン全体のCO2排出量を可視化する支援を行っています。このプラットフォームによって、地域の中小企業や自治体が効果的に脱炭素に向けた取り組みを進めることに貢献します。
2. 脱炭素:商用EVフリート事業
次に選ばれたのは、eMotion Fleet株式会社による「地域の脱炭素化に向けた商用EVフリート事業」です。商用EVの導入から運用管理までを行う単一サービスを提供するeMotion Fleetのノウハウは、今後の商用EV市場拡大に寄与するものと期待されています。常陽銀行との連携により、地域の脱炭素化がさらに進むことが見込まれています。
3. DX:AIを活用した生産計画最適化支援サービス
株式会社スカイディスクの提案は、製造業向けにAIを用いた生産計画の最適化です。彼らの開発した「最適ワークス」は、受注情報を元にAIが自動的に生産計画を立案し、製造業の業務効率化に寄与します。このサービスは業界全体の生産性向上を目指すものです。
4. 地域活性化:協創型地域モビリティ事業
最後に、株式会社Will Smartによる「交通空白解消に向けた協創型地域モビリティ事業」が選定されました。高齢化やドライバー不足が進む中、この事業は地域の公共交通を改善し、持続可能な移動手段を提供することを目的としています。
今後の展開
常陽銀行とeiiconは、選定された事業者と連携し、実証実験や協業の具体的な計画を進めていく方針です。彼らは、地域の成長支援に貢献しながら、持続可能な社会を目指す取り組みを強化していきます。この新しいプログラムがどのように地域経済や社会に影響を与えていくのか、今後の動向から目が離せません。
本プログラムは、従来の「常陽スタートアップ協創プログラム」を発展させたものであり、地域的な枠を超えた新しいビジネスアイデア創出に向けた重要な第一歩です。今後の進展に大いに期待しましょう。