スポーツ界に輝く虹色の約束：ヒュンメルと1.FCケルンが示す多様性の未来

デンマーク発のスポーツブランド、ヒュンメルが、東京の代々木公園で6月7日・8日に開催される「東京プライド2025」に今年も参加します。今回で5回目の出展となるヒュンメルは、ドイツの名門サッカークラブ「1. FCケルン」との特別なコラボレーションを通じて、多様性と包摂のメッセージを力強く発信します。

スポーツの力を通じて世界を変えるというビジョンを掲げるヒュンメルと、インクルーシブな価値観を共有する1. FCケルンの協力は、今回の東京プライドでのイベントに留まりません。今年3月には都内で共にインクルーシブサッカーイベントを開催するなど、両者は日頃から多様性推進への積極的な姿勢を示しています。特に1. FCケルンは、毎年ヨーロッパ最大級のプライドパレード「クリストファー・ストリート・デー」に選手を含むクラブ全体で参加し、2024-25シーズンには多様性を訴えるレインボーカラーのダイバーシティユニフォームを着用するなど、受容、多様性、そして平等をクラブの根幹に据えています。

今回の東京プライドでのイベントに合わせて、ヒュンメルは1. FCケルンとのコラボレーションによる限定レインボーTシャツを発売します。この特別なホワイトTシャツは、虹色のヒュンメルロゴが鮮やかに映え、背面には様々な国籍の選手が活躍してきたクラブの豊かな多様性を象徴するイラストがデザインされています。さらに、「GLEICHHEIT（平等）」「VIELFALT（多様性）」「LEBE WIE DU BIST（自分らしく生きる）」といった、1. FCケルンが大切にする普遍的な価値観がプリントされており、単なるファッションアイテムを超えた強いメッセージを宿しています。このTシャツは、ヒュンメル公式オンラインストアと東京プライド会場のブース限定で販売され、価格は4,400円（税込）です。

このチャリティーTシャツの売上の一部は、LGBTなど性的少数者のための社会教育事業や調査研究を行う大阪のNPO法人「虹色ダイバーシティ」に寄付されます。この寄付金は、多様性への理解を深めるための取り組みに活用され、スポーツの持つ「人を繋げる力」が社会貢献へと繋がる具体的な一歩となります。ヒュンメルは、「Change the World Through Sport.」（スポーツを通して世界を変える）というブランドビジョンのもと、すべての人が自分らしくスポーツを楽しめる環境を支援し続けています。

1. FCケルンは、1948年に設立されたドイツ西部のケルンをホームタウンとする熱烈なサポーターで知られるサッカークラブです。1963年に発足したドイツ・ブンデスリーガの初代王者であり、日本人海外移籍の先駆者である奥寺康彦氏がプレーしたクラブとしても日本で馴染み深く、スローガン「SPÜRBAR ANDERS」（明らかに特別/唯一無二）が示す通り、独自のクラブ運営でも知られています。直近では2024-25シーズンにブンデスリーガ2部で優勝を飾り、1部への復帰を果たしたばかりです。

一方、ヒュンメルは、1923年に世界で初めてスタッド付きスパイクを開発したことで誕生したデンマークのスポーツブランドです。当時の革靴では不可能だったグリップ力の飛躍的な向上をもたらし、その革新性が「努力を重ねて飛べるようになったマルハナバチ」の逸話と重なり、ブランドネームとロゴに採用されました。100年以上の歴史を経て、ヒュンメルは常にスポーツの力で社会にポジティブな変化をもたらすことを目指し、新たなチャレンジを続けています。今回の東京プライドでの活動も、その揺るぎないコミットメントの表れと言えるでしょう。