夢を語る特別な日『Japan Wagamama Awards2026』の構想発表

夢を語る特別な日、Japan Wagamama Awards2026 の構想

2025年4月1日、静かな東京の文京区で株式会社IRODORIが新たな挑戦、つまり「Japan Wagamama Awards2026」についての構想を明らかにしました。この日は妄想する日、いわゆるエイプリルフールです。尤も、発表された構想は単なる夢物語ではありません。しかし、現実にはまだ実現していない「未来の話」でもあります。

47都道府県からの若者たちを世界へ

このプロジェクトは、日本各地の中高生たちが自分や身近な人の「ワガママ（心の願い）」をアプリを通じて表現し、世界に発信する機会を提供することを目指しています。2026年の夏には、全国から選ばれた47チームがMIT（マサチューセッツ工科大学）で開催されるMIT AI Education Summitに参加し、彼らの挑戦を世界に届けます。

当社はこのプロジェクトを通じて、地域に住む子どもたちの努力が世界中の人々に共感を呼び起こす未来を描いています。

背景にある社会の声

近年、地域の子どもたちへの応援の声が全国で高まっています。しかし、教育活動を支えるための予算が不足していたり、仕組みが整っていなかったりするため、多くの大人たちの想いはいても立ってもいられず、次第に心の奥に押し込められてしまうことが多いのです。

2025年に開催された「Japan Wagamama Awards2025」では、驚くべきことに10代の若者たちが自らの想いを基にアプリを開発し、地域のためのプロジェクトを実行する姿が多くの大人に共感を呼びました。この経験を踏まえて、我々はこのムーブメントを「地域の希望」に変えるべく、2026年のアワードを進化させることにしました。

未来を拓く舞台としてのMIT

マサチューセッツ工科大学での挑戦は、参加者にとってだけでなく、その地域全体にとっても成長の機会となります。たとえば、今年の7月にはJapan Wagamama Awards2025でグランプリを受賞した栃木県の中学生が、地元で報告会を開催し、70人以上の地域住民が参加しました。多様な年齢層の人々が集まり、「私にもできるかな？」「あなたならできる！」といった声が飛び交い、地域の大人たちからも「応援してるから何でも相談してね！」と励ましの声がかけられました。

MITでアプリを発表することは、地方の中高生にとって「未来が開かれる」瞬間です。彼らが自分の声で語り、技術で表現し、そして世界に挑む姿に、地域の人々が熱く応援し合う未来を我々は真剣に想像しています。

さらなる展望

この構想には、パートナーシップとして地域の女性たちの力を借りたいと考えています。例えば、地域の塾で子どもたちの学習を助けてきたお母さんたちが、今度は「ワガママ」を支えるファシリテーターになってもらう。大人たちが子どもと共に走る地域では、挑戦が育まれる環境が生まれます。

エイプリルフールの今日だからこそ

この構想はまだ完全には実現していません。しかし、私たちは既に第一歩を踏み出しました。2024年には、福島、栃木、茨城など複数の地域からの中高生がMIT App Inventorを用いてアプリを開発し、世界と繋がる体験をしました。2025年には、9地域からの代表者たちがついにMITの地を踏む予定です。