テルミックのDX推進
2025-01-27 09:17:48
金属加工のテルミック、DX推進で営業効率を劇的改善
金属加工の未来を切り開く株式会社テルミック
愛知県刈谷市に本社を据える株式会社テルミックは、金属部品加工の業界において、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を通じて営業効率を大幅に高める取り組みを実施しています。今回、テルミックの営業活動やその背景に迫ります。
DX推進の先駆者
テルミックは「ものづくりのエンターテイナー」として業界内で注目を集めており、毎年約2,500社が会社見学に訪れる人気の企業です。経済産業省による「DX認定事業者」に愛知県の中小企業で初めて認定されたことも、同社の取り組みの成果を裏付けています。
内勤営業の革命
テルミックが営業スタイルを見直したのは2008年のリーマンショックの時期。この時、地元の自動車業界に依存したルート営業から、全国規模での内勤営業スタイルへとシフトしました。この変更により外出回数を減らしつつ、お客様からの問い合わせに素早く対応できる環境が整いました。
最初はFAX中心の営業からスタートし、COVID-19が流行する前には内勤営業が完全に定着していました。特にインターネットを活用したWebマーケティングによって新規顧客の開拓も進められ、コロナ禍において一時的な売上減少を経て、1年でV字回復を達成しました。
効率化を支える独自の管理システム
テルミックは、自社独自の管理システムを開発し、営業活動の効率化に成功しています。このシステムは、国内外の拠点や協力メーカーと密に連携し、お客様からのご依頼に迅速に対応。例えば、新規案件に対して見積依頼をした際には、瞬時に海外の協力メーカーから見積もりデータが集まり、担当営業は一画面で金額や納期を一目で確認できます。これにより、見積書の作成もスムーズに行え、ヒューマンエラーを防止しています。
環境への取り組み
テルミックは、業務の効率化だけでなく、環境への配慮も重視しています。ISO 14001の取得を通じて、持続可能なビジネスモデルを目指しています。また、〈紙ゼロ〉〈ルーティンゼロ〉〈残業ゼロ〉の3つのゼロアクションを推進し、より働きやすい環境を整える努力を続けています。
新たな挑戦とリーダーシップ
最近では、オリジナル社歌「輝く未来」を発表し、企業文化の活性化を図っています。この社歌は、職員の士気を高め、会社としての一体感を強化する狙いがあります。また、自社制作のラジオ番組「テル★ラジ」が毎週放送され、多様な情報を発信する場ともなっており、地域とのつながりも強めています。
テルミックは今後もルーツを大事にしつつ新しい挑戦を続け、製造業界のリーダーとしての地位を確立していくでしょう。彼らの活躍には今後も目が離せません。
会社情報
- 会社名
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テルミック
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