横浜薬科大学がエルメを通じて広報活動を最適化
神奈川県横浜市に位置する横浜薬科大学が、株式会社ミショナが提供するLINE公式アカウント拡張ツール「L Message(エルメ)」を導入し、広報活動のデジタル化を進めています。この取り組みは、同大学が抱えていた広報関連の課題を解決し、効果的な情報提供を実現するためのものです。
L Message(エルメ)導入の背景
横浜薬科大学では、オープンキャンパス、高校訪問、ガイダンスなどを通じて、未来の学生やその保護者に大学の魅力を伝える広報活動を行ってきました。しかし、従来の紙媒体やWebだけでは情報を十分に届けきれず、特にLINEの公式アカウントにおいては、友だち登録後のブロック率が高く、イベント参加者の属性情報把握にも難がありました。このような状況を踏まえ、L Messageの導入が決定されたのです。
エルメの導入による効果
L Messageの導入後、横浜薬科大学は広報活動をより一層充実させることに成功しました。このツールの導入による具体的な施策とその成果は次の通りです。
1. LINEでのアンケートと情報管理の一元化
イベント参加者から必要な情報を収集するために、QRコードを活用したアンケートが行われます。L Messageのフォーム作成機能を活用することで、参加者の学年や居住地、参加日時などのデータをLINE上で簡単に集めることが可能です。このデータは、LINEの友だち情報と自動的に連携されるため、効率的に管理できます。これにより、運営側と参加者の双方の負担が軽減され、イベント後の情報発信にも活用できるようになりました。
2. セグメント配信による情報最適化
収集した情報をもとに、L Messageのセグメント配信機能を通じて、特定のターゲットに向けたメッセージを届けています。例えば、高校3年生には入試情報や受験対策を、高校1・2年生には学科紹介を、保護者には学費や奨学金制度の案内を行っています。その結果、ブロック率は40%から20%台に改善され、受信者の満足度も向上しました。
3. LINEポイント制度によるリピーター促進
さらに、LINEのショップカード機能とL Messageを連携させたポイント制度を導入し、イベント参加者にポイントを付与する仕組みも構築されました。参加者がイベントに参加するごとにポイントが貯まり、一定数に達すると特典がもらえるというシステムです。この取り組みにより、約30%の参加者がリピーターとなり、10回以上参加する高校生も出現しました。
今後の展望
今後は、ポイント制度のさらなる認知拡大と特典の充実を進め、学生の継続した参加を促す計画です。また、セグメント配信やLINE機能の連携を強化することで、双方向のコミュニケーションを深化させ、高い満足度の広報活動を実現していく期待が寄せられています。
L Message(エルメ)の概要
L Messageは、通常のLINE公式アカウントでは実現が難しい高度なマーケティング施策を可能にするツールであり、メッセージ配信、フォーム作成、予約管理、商品販売、データ分析など多様な機能を備えています。
横浜薬科大学の成功事例は、今後の広報活動へのデジタル変革の参考となることでしょう。さらなる詳細については、
L Messageマニュアルサイトをご覧ください。