国際契約理論ワークショップ
2025-05-26 10:42:12

大阪経済大学で開催された国際契約理論ワークショップの成功

2025年4月12日、経済学の分野で重要な交流の場が大阪経済大学にて開かれました。「国際契約理論ワークショップ」と題されたこのイベントは、経済学部の芹澤成弘教授の主導によって実現したものです。本ワークショップには、イギリスのグラスゴー大学から権威ある研究者であるHervé Moulin教授とAnna Bogomolnaia教授、さらに京都大学から数村友也講師、名古屋大学からYu Zhou准教授の4名が参加しました。

約30名の研究者が関西圏を中心に関東、北海道、中国地方から集まり、活発に討論が行われました。グラスゴー大学はアダム・スミスを由来とする経済学の名門校として、その影響力の大きさは言うまでもありません。Moulin教授はゲーム理論やメカニズム・デザインの分野での業績が評価され、2018年から2020年の間には世界ゲーム理論学会の会長を歴任しました。また、Bogomolnaia教授も公平性に基づく割り当て問題の研究で国際的に知られた存在です。

当日は、参加者が関心を持つ様々なトピックに関する発表が行われ、経済学における契約理論の新たな視点が示されました。各発表はプログラムに沿って行われ、以下のような内容が取り上げられましたので紹介します。
1. 数村友也講師(京都大学)による「選好の準線形性を仮定しない最小ワルラス均衡価格ルールの特徴付け」
2. Yu Zhou准教授(名古屋大学)の「割当市場における最小価格均衡:構造的性質と逐次ビックリー・メカニズム」
3. Anna Bogomolnaia教授(グラスゴー大学)の「割当制限下における序数的に公平な分配」
4. Hervé Moulin教授(グラスゴー大学)による「タイトな配分制約がある場合の共有資源の分配ルール」

これらの議論により、専門的かつ実践的な知識が共有され、参加者たちの視野が広がる機会となりました。

本ワークショップはただの知識交換に留まらず、国際的な学術ネットワークの構築にも寄与しました。参加者同士の意見交換や情報共有を通じて、大阪経済大学と国内外の研究者たちの橋渡しを行い、経済学の最前線に触れる貴重な機会を提供しました。これにより、今後の学術的発展が促進されることが期待されています。

最後に、今回は学界の発展に寄与する学術的成果を高める非常に意義のあるワークショップでした。このような国際的な交流の場が今後も続くことを期待しましょう。各専門分野の研究者が集まり、それぞれの知見を持ち寄ることで、経済学のさらなる発展が進むでしょう。

お問い合わせは、大阪経済大学企画総務部広報課(06-6328-2431、[email protected])までお願いします。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
学校法人大阪経済大学
住所
大阪府大阪市東淀川区大隅2-2-8
電話番号
06-6328-2431

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。

OSZAR »