仙台市では、企業、教育機関、地域団体などのさまざまな組織が協力することで新しいデータ活用の実例を生み出すことを目指し、データ連携基盤を活用した新しい枠組み「DATA SENDAIプラットフォーム」を設立しました。このプラットフォームが実現するのは、データの利活用をしやすい環境の提供です。特に、企業、教育機関、研究所、地域団体などの多様な主体が協力し合うことで、相互に有益な成果を生むことが期待されています。
プラットフォームに参加することで、会員はデータ連携基盤にアクセスでき、技術支援や情報提供を受けることができます。また、データ利活用事例を広報する機会も提供され、会員同士の交流機会も用意されています。会員の応募条件は、法人であり、反社会的勢力と関わりのないことが求められます。なお、利用料金は無料で、任意参加のイベント等で参加費が生じる場合があります。
さらに、データ連携基盤を活用したソリューションやサービスの開発を支援する「DATA SENDAIフロントライン」というプログラムもあり、現在プロジェクトの募集が行われています。このプログラムでは、浸水センサデータを活用した実証開発や、動的データ連携による開発、データ連携基盤の活用に関する実証がテーマとなっており、採択されたプロジェクトには最大150万円の補助が提供される予定です。
応募受付は7月25日から9月5日までで、質問受付も行われます。支援プロジェクトの審査は9月に行われ、10月から来年の2月まで実施される予定で、最終的には成果報告会が行われることになっています。
キックオフ説明会もオンライン形式で7月31日に開催が予定されています。興味のある方は事前に申し込む必要があります。詳細については「DATA SENDAIプラットフォーム」の特設ウェブサイトにて確認してください。今後のデータ活用がどのように進展するのか、注目が集まります。