小田原・箱根地域の創生を目指す新たなプロジェクト始動

小田原・箱根地域の創生を目指す新たなプロジェクト

2025年4月10日、小田原箱根商工会議所と事業構想大学院大学が連携し、地域の商工業を支援するための「小田原箱根事業構想プロジェクト研究」への協定を締結しました。このプロジェクトは、地域の企業が抱えるリアルな課題を出発点とし、参加者同士の対話を通じて新たな事業や価値を生み出すことを目的としています。

新たな共創の形

小田原箱根商工会議所の会頭、鈴木悌介氏は、「中小企業にとって今のビジネス環境は複雑化しており、過去の成功体験に囚われない柔軟な発想が求められている」と参加を呼びかけています。このプロジェクトを通じて、持続可能な経済と社会の実現を目指し、地域に根ざした新たな価値の創出を図ります。

一方、事業構想大学院大学の専務理事、小端進氏も、「新たな共創の取り組みを通じて、地域の皆さまが自らの未来を主体的に構想し、社会に新しい価値を提供していくプロセスに寄与していく」と意気込みを語っています。

事業構想プロジェクト研究の詳細

「小田原箱根事業構想プロジェクト研究」は、2025年10月から2026年9月までの間に実施されます。この研究は、全24回のプログラムで構成され、つなぐことを重視し、異業種の参加者が情報を共有しながら新たなビジネスモデルを探求します。具体的には以下の内容が盛り込まれています。

- 実施期間: 2025年10月〜2026年9月 (全24回)
- 会場: 小田原箱根商工会議所本所およびオンライン
- 募集人数: 約10名
- 対象者: 地域活性化や新事業創出に興味のある経営者や中堅幹部
- 参加費用: 180万円（非課税）

地域の未来を共に創る

このプロジェクトの参加者は、自社の経営資源を活かして持続可能な事業を構築するための知識を深めることができます。また、地域課題を解決するアイデアや新しいビジネス戦略を考えるきっかけともなるでしょう。特に、中小企業のリーダーや次代を担う人材にとって、自らの企業の成長を加速させる貴重な機会となることが期待されています。

地域の企業、経営者、及び起業家をつなげ、今後の国内経済を支える人材の育成が進むことを地元住民や関連団体にとっても大きなメリットとなります。このプロジェクトは小田原・箱根から始まり、地域全体の創生を促進するモデルケースとなることを目指しています。

小田原箱根商工会議所と事業構想大学院大学の連携は、今後の地域商工業に新たな風を吹き込むことが期待されており、全国的に注目される取り組みとなりそうです。地域の未来を共に創るため、多くの方々の参加が待たれています。詳細な情報や応募方法については、公式ウェブサイトをご覧ください。