国立高専が発信する新たな環境技術
独立行政法人国立高等専門学校機構は、2025年の5月28日から30日まで東京ビッグサイトで開催される「2025NEW環境展」に出展します。本展は、全国の高専が誇る研究成果を社会に実装するための重要な機会です。出展は、ライセンス契約や共同研究の可能性を模索するため、広くパートナーを募集することを目的としています。
展示会の詳細
- - 名称: 2025NEW環境展
- - 会期: 2025年5月28日(水)~5月30日(金)
- - 時間: 午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)
- - 会場: 東京ビッグサイト(有明)
- - ブース位置: 高専機構ブース 東5ホール、小間番号M503
出展内容の紹介
高専機構のブースでは、以下の内容が展示される予定です。
1.
苫小牧高専
教員: 金子友海教授/河野友哉講師
展示タイトル: ごみ処理環境の改善
2.
一関高専/富山高専
教員: 福村卓也教授/袋布昌幹教授
展示タイトル: 未利用資源の高付加価値化技術
3.
群馬高専
教員: 羽切正英教授
展示タイトル: バイオベース素材の可食性フィルム
4.
鳥羽商船高専
教員: 江崎修央教授
展示タイトル: ブルーカーボン貯留量の自動計測
5.
明石高専(2件)
教員: 渡部守義教授/生田麻実講師
展示タイトル: 海中生物音観測と水面下に関する研究
6.
和歌山高専
教員: 楠部真崇教授
展示タイトル: 米の製品化を目指したミネラル水の利用
7.
久留米高専
教員: 笈木宏和教授
展示タイトル: 微生物を利用したマイクロプラスチック分解装置の開発
8.
北九州高専
教員: 久池井茂教授
展示タイトル: 炭素排出量の見える化
9.
都城高専
教員: 藤森崇夫准教授
展示タイトル: 生分解性を持つホウ酸吸着剤の研究
10.
鹿児島高専
教員: 山内正仁教授/片平智仁助教
展示タイトル: 焼酎粕を活用した下水汚泥肥料の安定生産技術
各研究は、持続可能な社会の実現に向けた新しいソリューションを提供することを目指しています。来場者は、研究者との対話を通じて、技術に関する相談や具体的な質問をすることができます。
目的と意義
本展示では、多様な技術やアイデアが集まり、国立高専からの研究成果を社会に広めることが期待されています。また、高専の役割として、次世代を担う技術者を生み出す教育機関としての使命も果たしています。高専での教育は、実習や実験を重視し、早期から専門的な技術を学ぶことができます。そのため、卒業時には大学を超える知識と技術が身についています。
参考情報
本展には、高専機構以外にも富山高等専門学校や沖縄工業高等専門学校が出展します。これらのブースもぜひ訪問して、最新の技術や研究成果をご覧ください。詳細は公式ウェブサイトもぜひご確認ください。