生姜をベースにした新たなビール『Ginger Pride』の誕生
千代田区九段にあるジンジャーエール専門店、孝芳堂(こうほうどう)とクラフトビールのGRANDLINE BREWING(グランドラインブルーイング)が手を組み、革新的なクラフトビール『Ginger Pride(ジンジャー・プライド)』を発表しました。このビールは、高級レストランやホテルで提供されるジンジャーエールを作る際に生じる生姜粕を再利用し、環境を考えたアップサイクルビールとして仕上げられています。
芳醇な味わいとスパイシーな香り
本商品の特徴は、選び抜かれた高品質の生姜を贅沢に使用していることです。まず一口目では、ジンジャーのすっきりとした香りが立ち上り、続いてピリッとした辛さが口の中に広がります。この独特な香りと刺激は、ビール本来の麦芽の豊かなコクと見事に調和し、他にはない風味の一杯に仕上がっています。
『Ginger Pride』は、ビアスタイルとしてはGinger Amber Aleを採用しており、アルコール度数は6.5%。生姜の個性を活かすために、ホップは最小限に留められています。これにより、生姜とスパイスの個性がより際立つようなレシピが設計されています。また、仕込みには生姜粕も使用されており、しっかりとした生姜の風味が感じられます。
共同開発の背景
このビールの開発にあたり、孝芳堂のオーナーである城垣誠朗(きがき まさお)氏は、クラフトビールとのコラボレーションを常々夢見ていたとお話します。彼は、学び得たクラフトビールの魅力と、ジンジャーを用いた製品の可能性に情熱を燃やしてきました。この思いが、GRANDLINE BREWINGとのコラボにつながったのです。
「クラフトビールは多様な副原料を使うことで自由な味わいが生み出せる。そのため、生姜を使ったビールを作りたいと思っていた」と城垣氏は語ります。GRANDLINE BREWINGが異業種コラボに多くの可能性を持っていることを知り、意気投合した結果、『Ginger Pride』の完成に至りました。
試飲イベントの開催
この特別なビールの完成を祝して、7月4日(金)17時より、東京のクラフトビアバー『ツイタチビール』でイベントが行われます。ここでは『Ginger Pride』をいち早く味わえる機会が提供され、他にGRANDLINE BREWINGの人気ビールも楽しめる特別な一夜です。お酒と音楽の融合を体験できるこのイベント、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
孝芳堂について
孝芳堂は、ジンジャーエールを専門に扱う高品質なメーカーで、香りと辛味にこだわり抜いた商品を提供しています。高知県産の生姜や広島県産のレモンを使用し、プロの料理人からも信頼を受ける生姜エールを生み出しています。
GRANDLINE BREWINGのビジョン
GRANDLINE BREWINGは、神奈川県横須賀市を拠点にするブルワリーで、グローカルなビールづくりを実現しています。このビールの開発は、ビールカルチャーの未来を創出するための一歩であり、また新たなフードペアリングの体験へと導いてくれることでしょう。『Ginger Pride』で新しい味覚の冒険へ出かける準備はできていますか?